像、逆像と包含関係
この記事では、集合の包含関係が像、逆像それぞれをとる操作のもとで 保存されることを示す。具体的には下記の二つの命題を示す。また、 それぞれの逆は成り立たないことを反例を挙げて示す。なお、 前提条件として、写像はで、集合は、集合はであるとする。
命題1
命題2
命題1の証明
命題2の証明
命題1の逆の反例
命題1の逆は「」
としてを考える。
ここで
だが。 反例になっている。
命題2の逆の反例
命題2の逆は「」 としてを考える。 ここで
だが。 反例になっている。
2020/06/05現在「逆像 包含関係」でgoogle検索すると上位に出てくるあるサイトには、 命題2の逆も正しいとする記述があるが、誤りだと自分は思う。